水戸短編映画祭、なかなか面白い審査でした。優秀作品が多かったですが、驚いたのは8割方の作品が「ダメ男、ヒモ男」がテーマになっているのが驚いた!数年前は、8割方の作品が「青少年犯罪」で埋まった年もあったとか。神の見えざる手のなのか、みんなの意志って時代の同じ方向に向くんですね……。で、さらに驚いたのは、登場人物が、みんな困るとタバコを吸うし、カップルのバースデーで悶着が起きるし……表現って、ステレオタイプに収斂されるんですね。これには自らも反省。何気ないシーンの何気ない表現こそ、キラリと光る見せ方を模索しないと……。そう言えば、エイリアン3でリプリーが、青年医師の愛を受け入れるシーンで、普通ならキスをするか、エッチをするべきところ、なんと青年医師の(なにが入っているかわからない)注射を、腕に打たれるって言うのを、愛の受容に使っていたのは衝撃だった。小さなシーンにこそ、こだわりの表現を……気をつけたいと思います!