2chまとめ斬り3「オダギリ主演ドラマ3.6%、視聴率がひどすぎると話題に」http://bit.ly/K1jt7W
「ズバリ、低視聴率の理由は……」
日曜21時枠のフジテレビドラマ「家族のうた」(初回6.1%、第2回3.6%)の視聴率が話題になっています。ちなみに裏番組、中居正広さんの「ATARU」(初回19.9%、第2回16.9%)は好調のようです。更に調べてみると、近年まれに見る大ヒットとなった「家政婦のミタ」も(初回19.5%、第2回18.7%)、最初から高視聴率でした。
まあ、事前の番宣の量なども関係しているでしょうが、初回から人を引きつける作品は、有無を言わせず引きけているようです。これはテレビ番組だけでなく、人間の好き嫌いだって、みんな一瞬のインスピレーションで決めているものではないでしょうか?あれこれ理由を付ける前に、感覚で「好きor嫌い」を感じ取ってしまう。それが、ドラマにも言えるのではないでしょうか?
なぜ、こんな視聴率の差が出るのか?最初の私の予想では「リアリティーの差」かと思ったのです。が、先入観を排除して、この3つのドラマの冒頭15分だけを見比べてみると……。(そのくらいの視聴時間で、視聴者は好き嫌いを決めていたはずですから)
「家族のうた」、元トップスターのロック歌手、隠し子が突然現れて……リアリティーゼロです。「ATARU」、謎のコードネームを持ったサヴァン症候群の少年……リアリティーゼロです。「家政婦のミタ」、ロボットのような笑わない家政婦……リアリティーゼロです。どれもリアリティーは関係ないようでした。
ではなぜ?冒頭15分だけ見てわかったことは、「主人公の人物造形」に差があることはわかりました。「ATARU」、なんだこの少年は?どういう能力を持っているんだ?この話にどう関わるんだ?……魅力的な主人公です。「家政婦のミタ」、なんだこの家政婦は?なんで笑わないんだ?なんで完璧なんだ?本当に殺してと言ったら人殺しもするのか?……興味の沸く主人公です。しかし、「家族のうた」、往年のわがままロックスター、遊び人で隠し子がいる、子供嫌いから家族愛に目覚めるんだろうな……もう、なんか答えが出てしまっているような感じがしてしまったのは、私だけではないのでしょう。それが結果かと……。
まあ、あとこれもニュースになっていましたが、田村正和さんの大ヒットドラマ「パパはニュースキャスター」のパクリと思われたのも致命傷かも知れませんね。http://bit.ly/xmwW3h
まあ、それ以外に様々な要因が折り重なっているのでしょうが、「主人公の人物造形」これは大切な要素であることは間違いないですね。
ちなみに、私の同名小説から連続ドラマ化された「LOVE GAME」も、主人公の少女は「脳に障害を持ち、愛する、という感情が欠如して生まれ、LOVE GAMEを通じて、愛という感情を知っていく」という人物造形だったのですが、テレビドラマでは普通のゲーム執行人になってしまいました(釈由美子さんでした)。まあまあのヒットドラマだったらしいですが、原作の人物造形で行ったら、もっとヒットしたんじゃないかと思うのは、原作者の贔屓目ですかね。http://amzn.to/I0pWA9 http://www.adachimotoichi.com/