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「成功体験を自分に刻みつけろ」
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私のところに集まる、放送作家志望の若者たちは、大きく２つに別れます。ひとつは、放送作家になりたくて、やっていた仕事を退職して来た人。もうひとつは、特にやることもないし、なんとなく楽しくて儲かりそうだから来た人。
前者は放送作家として成功する可能性が高いです。後者はほぼ１００％成功しません。
その差は、「成功体験を持っているかいないか」なのです。
話を聞いてみると前者は大学を出ている人も多いです。つまり、大学に合格して、ちゃんと卒業して、会社に採用されて、少なくとも３つの成功体験を持っているのです。（大学を出ているのがよくて、出ていないのが悪いという話じゃないですよ。あくまでも成功体験の例です）自分を甘やかさず、目の前の難関の乗り越えた体験が体にあるのです。だから、追い詰められたときに、踏ん張りがききます。諦めずにやれることが多いのです。
後者は、いつも逃げてきた人たちが多いです。大学受験もせず、就職活動もせず、アルバイトひとつが長く続かず転々とし、なんとなく楽しそうだから放送作家を目指し、つまり成し遂げた成功体験をひとつも持っていないのです。こういった若者たちは、追い詰められたとき必ず逃げ出します。苦難を乗り越える体験がなく、いつでも自分を甘やかして逃げてきたから、それが体に染みついてしまっているのです。
だから、なんでもいいのです、成功体験をひとつでも多く持ちましょう。
・ダイエットで３キロやせられた
・ジョギングを１ヶ月続けられた
・一日１冊本を読み続けられた
・英会話教室に休まず通った
・ボランティアでありがとうと言われた
・企画書を期限までに書き上げた
・プロジェクトを成功させた
・気になっていたあの人を恋人に出来た
なんでもいいのです。達成する感覚を自分の体に教えることが大切なのです。
自分を甘やかさないで、一度追い詰めてみましょう。誘惑的な「出来ない理由」を頑張って押し返して、直視するのが苦しい「それでもやらなければならない意味」を心に刻んで、やり遂げてみましょう。きっと、成し遂げる前には出会えなかったような、自信に満ちあふれた自分に出会えるはずです。